電子カルテ・レセコンと連携し、患者情報の自動登録など業務効率を図ることができます。
※かかりつけプランのみご利用いただけます。
目次
■ 概要
電子カルテ・レセコンとやくばと for Clinicを連携できます。連携することで
- やくばと for Clinicへの患者情報の登録
- 電子カルテへの受付情報の登録
- 会計終了後の、やくばと for Clinicでのステータス変更
などを自動化することが可能です。
①患者情報:電⼦カルテに登録した患者情報を⾃動で連携できます。
予約システムに患者登録不要になります。
②受付情報:来院処理した予約情報を電⼦カルテに⾃動で連携できます。
電⼦カルテに予約情報の登録不要です。
③会計情報:電⼦カルテで会計終了した患者情報を⾃動で連携できます。
予約システムに会計終了情報の登録不要です。
■ 連携先一覧
メーカー | 製品名 | 患者情報 | 受付情報 | 会計情報 |
富士フイルムヘルスケアシステムズ | Hi-SEED(オンプレミス) | ◯ |
◯ |
◯ |
湯山製作所 | BrainBox | ◯ |
◯ |
◯ |
株式会社EMシステムズ |
MAPs for CLINIC | ◯ |
◯ |
◯ |
セコム医療システム株式会社 | セコムOWEL | ◯ |
◯ |
☓ |
※ ⼀部の連携先を記載しております。
※ ご利⽤の電⼦カルテ・レセコンと連携可能かはお問い合わせください。
■ ご利用方法
患者連携
【新患登録】
電子カルテにおいて、新患登録されるたびに、やくばと for Clinicに患者情報が連携されます。
【既存患者の一括登録】
弊社にお問い合わせください。
※電子カルテ・レセコンメーカーにより、一括登録が対応できない場合がございます。
受付連携
クリニックシステムの予約一覧において、当該患者のステータスを「受付済」に変更した際に、電子カルテの予約一覧画面に当該患者が反映されます。
※連携するためには、患者ごとに「診察券番号」の登録が必須になります。
会計連携
電子カルテ・レセコンにおいて、受付連携された患者が会計完了した際に、クリニックシステムの予約一覧にて、ステータスが「会計済」と反映されます。
■ 事前設定
クリニックシステム以外に、電子カルテ・レセコン側での設定も併せて必要になります。
電子カルテ・レセコンの設定方法は各メーカーにお問い合わせください。
Step1)クリニックシステムで連携サービスを選択する
【予約管理>予約設定>外部連携タブ】を表示します。
右上の「編集する」から「連携サービス」のプルダウンをクリックし、ご利用中の電子カルテを選択してください。その後「保存する」をクリックします。
Step2)受付/会計連携の利用をONにする
Step1を完了すると【予約管理>予約設定>外部連携タブ】で
電子カルテ・レセコン 連携【受付/会計連携】
の見出しが表示されますので、右横にある「編集する」をクリックします。
その後、下記2点の設定をしたうえで「保存する」を押してください。
受付/会計情報
「利用する」にチェックを入れてください。
やくばと for Clinicと電子カルテ・レセコンとの間で、受付ステータスが自動で連携されるようになります。
受付先
「診察室」または「担当医」を選択します。
- 「診察室」をお選びの場合
患者さまがどの診察室で受診されたか、電子カルテ・レセコンで確認できます。
- 「担当医」をお選びの場合
患者さまがどの担当医で受診されたか、電子カルテ・レセコンで確認できます。
Step3)電子カルテ・レセコン連携アプリをインストールする
やくばと for Clinicと電子カルテを連携させるためのWindowsアプリをお使いのパソコンにインストールする必要がございます。
3-1) インストール用ファイルのダウンロード
「インストール(v ○.○.○)」のボタンをクリックします。
やくばと for Clinic 電子カルテ・レセコン連携アプリ_○.○.○ .exe
という名称のファイルがダウンロードされるまで、しばらくお待ちください。
3-2) インストーラーの起動
先ほどダウンロードした
やくばと for Clinic 電子カルテ・レセコン連携アプリ_○.○.○ .exe
をダブルクリックして開いてください。
3-3) 連携アプリのインストール
インストールオプションの選択が可能です。
特に問題がなければ、「現在のユーザーのみにインストールする」を選択した状態で「インストール」をクリックしてください。
※ 「すべてのユーザー」にインストールし利用することも可能です。
※ 本設定はアプリのバージョンアップ時に同様の選択をする必要がございます。
3-4) インストール完了後、アプリを起動する
インストールが正常に終了すると下記の画面が表示されます。
「完了」をクリックし、インストーラーを終了してください。その後、kakari for Clinic 電子カルテ・レセコン連携アプリが自動で起動します。
※キャプチャ差し替え
Step4)電子カルテ・レセコン連携アプリにログインする
アプリが起動すると以下の画面が表示されますので、ログインしてください。
ログインに必要なメールアドレス、パスワードは、クリニックシステムへのログイン時に利用しているものと同様です。
※ 画面、ボタン等のご説明
●端末名称
ログインした端末ごとの8桁の固有端末名称
●手動連携する
連携アプリがログアウトされていたなど、連携開始されていなかった際に、受付連携を行った予約を手動で連携することができます。
●ログを送付する
やくばと事務局にログを送付できます。お問い合わせ時等に利用します。
なお、個人情報は含まれません。
●ログアウト
ログアウトすると、連携が停止されます。
●連携する電子カルテ・レセプトコンピューター
クリニックシステムで設定した「連携サービス」が表示されます。
●共有フォルダパス
電子カルテ・レセプトコンピューターと連携するフォルダパス
●エラー履歴
連携できなかった場合、直近7日間のエラー履歴が表示されます。
■ 設定方法(電カルメーカー様との連携設定当日)
Step0)連携フォルダを作成する ※ 電カルメーカー様がご対応
共有フォルダに「PT/RC/FNフォルダ」や、各下位階層に貴社指定のフォルダ(NEW/END/ERRなど)を作成してください
例)【PT】¥¥C¥External¥yoyaku¥PT¥NEW
¥¥C¥External¥yoyaku¥PT¥END
¥¥C¥External¥yoyaku¥PT¥ERR
【RC】¥¥C¥External¥yoyaku¥RC¥NEW
¥¥C¥External¥yoyaku¥RC¥END
¥¥C¥External¥yoyaku¥RC¥ERR
【FN】¥¥C¥External¥yoyaku¥FN¥NEW
¥¥C¥External¥yoyaku¥FN¥END
¥¥C¥External¥yoyaku¥FN¥ERR など
Step1)電子カルテ・レセコン連携アプリで共有フォルダパスを設定する
電子カルテ・レセコン連携アプリを開き、「共有フォルダパス」の右横の「編集する」をクリックしてください。
次に、上記Step0で設定した、連携フォルダのパスを設定ください。その際、下記いずれかの方法でご対応いただけます。
- フォームにフォルダのパスを直接入力する
※ 入力ミス防止のため、コピーアンドペーストを推奨いたします。 - 「参照」をクリックし、共有フォルダのパスを指定する
指定が完了したら「保存する」をクリックします。
なお、このときパスは「PT/RC/FNフォルダ」のひとつ上の階層を設定するようお願いいたします。
(例)
作成したフォルダのパスが以下の場合、
¥¥C¥External¥yoyaku¥PT
¥¥C¥External¥yoyaku¥RC
¥¥C¥External¥yoyaku¥FN
「共有フォルダパス」には【¥¥C¥External¥yoyaku】を入力する
Step2)クリニックシステムにて、連携アプリを「有効」にする
やくばと for Clinicのクリニックシステムにログインし【予約管理>予約設定>外部連携タブ】を表示します。
「端末名称」を参考に、連携を有効化する端末をお選びいただき、「有効」ボタンをクリックしてください。
※ 連携を無効化する場合は、対象端末で「無効」をクリックします。
Step3)クリニックシステムで連携コードを設定する
やくばと for Clinicから電子カルテに予約情報を連携するためには、連携対象の予約に診療科または担当医、もしくはその両方の設定が必要です。やくばと for Clinicから送られてくるこれらの情報を元に、電子カルテ側では、設定されている診療科・担当医との紐付けを行います。
メーカー別受付連携コード設定条件
メーカー | 製品名 | 診察室 コード |
担当医 コード |
備考 |
富士フイルムヘルスケアシステムズ | Hi-SEED (オンプレミス) |
◯ |
◯ |
診察室コード、担当医コードの |
湯山製作所 | BrainBox | ◯ |
◯ |
診察室コード、担当医コードの |
株式会社EMシステムズ |
MAPs for CLINIC | ◯ |
◯ |
診察室コード、担当医コードの |
セコム医療システム株式会社 | セコムOWEL | ◯ |
◯ |
診察室コード、担当医コードの |
3-1) 診察室または担当医コードを入力する
クリニックシステムに【予約管理>予約設定>外部連携タブ】を表示すると、
電子カルテ・レセコン 連携【受付/会計連携】
の項目に、上述の事前設定にて指定した
- 診察室
- 担当医
のいずれかが、やくばと for Clinicの設定に基づき下記のように一覧表示されています。
各診察室(担当医)ごとの「編集する」ボタンをクリックすると、連携コードの設定が可能です。
電子カルテ側で設定されている連携コードをご入力のうえ、「保存する」をクリックしてください。
※ 連携コードは電子カルテの各メーカーにお問い合わせください。
3-2) デフォルトコードを設定する
エラーの発生防止のため、連携コードの指定がなかった場合に使用される「デフォルトコード」を設定します。
「デフォルトコード」の右横にある「編集する」ボタンをクリックし、コードを設定してください。
なおこのとき、
電子カルテ・レセコン 連携【受付/会計連携】
の「受付先」の指定ごとに、下記の通りご設定ください。
■ 受付先=診察室の場合
電子カルテで設定された、主たる診察室の連携コードを入力
■ 受付先=担当医の場合
電子カルテで設定された、主たる担当医の連携コードを入力
以上で連携設定は完了になります。
■ 連携開始の条件
下記全ての設定が完了しましたら、連携が開始されます。
【患者連携】
1. やくばと for Clinicシステムで、連携サービスを設定
2. 連携アプリをインストールし、ログインしている
3. 連携アプリで共有フォルダパスを設定
4. やくばと for Clinicシステムで、連携したい端末を「有効」に設定
【受付/会計連携】
上記1〜4に加え、下記5〜6の設定が完了
5.やくばと for Clinicシステムで、「受付/会計情報」を「利用する」に設定
6. やくばと for Clinicシステムで、電子カルテで設定されている「コード」を設定
■ 連携テスト
連携が無事されているか確認するには、下記テストを試してください。
患者連携
1. 電子カルテで、患者を新規登録する。
2. やくばと for Clinicシステムにて、「かかりつけ患者」に当該患者が新規登録されているか確認する。
受付連携
1. やくばと for Clinicシステムにて、テスト当日の日付でテスト患者の予約を作成する。
※ 必ず「診察券番号」が登録されている患者を選択してください。
※ 予約の作成方法はこちら
2. 予約一覧から、当該患者のステータスを「受付済」に変更する。
3. 電子カルテにて、当該患者の予約情報が連携されているか確認する。
会計連携
1. 受付連携により、やくばと for Clinicから電子カルテへ連携された予約患者に対し、会計処理を完了する。
2. やくばと for Clinicシステムの予約一覧を更新し、ステータスが「会計済」になっていることを確認する。
■ アプリの更新方法
事前設定時と同様です。
最新のアプリバージョンのインストールボタンが表示されますので、画面に従いインストールしてください。
※ インストール中に下記画面が表示された場合は、以下手順で連携アプリを終了してから「再試行」をクリックしてください。
■ 連携アプリの終了の仕方
- Windowsのタスクトレイを開きます。(タスクバーの「^」をクリックします。)
- やくばと for Clinicのアイコンにカーソルを合わせ、右クリックし、「終了」をクリックします。
■ 注意事項(動作環境等)
推薦環境
WindowsPC(OS:Windows10)をご利用ください。
MacPCでは動作しません。
連携サービスを変更する時の注意点
1. 変更前に、共有フォルダに取り込まれていないファイルがないかご確認ください
連携サービスを変更後は、変更前に出力されたファイルは取り込まれなくなります。
2. 共有フォルダパスを再設定してください。
連携サービスを変更した場合、共有フォルダパスが変わります。電子カルテ・レセプトコンピューターメーカーに共有フォルダパスを確認し変更してください。
以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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